自然保護区管理グループ
マラウイ政府は世界遺産登録地の顕著で普遍的な自然の価値(OUV)の継続的な調査を行う責務を負っています。国立公園局等との連携を強化し、すでに提案されているOUVモニタリング手法の改善と運用を進め、信頼性の高いデータを蓄積します。同時に、世界各地の地域コミュニティが参加する保護区・生態系管理の事例研究に基づき、マラウイ湖国立公園で実践が可能な、地域コミュニティとツアーガイド組合が主導する、豊かな自然資源を持続可能に利用する住民主導型保護区管理手法を強化し、多様なステークホルダーの参加による正統性ある保護区管理組織を運用・改善します。さらに、生物圏保存地域登録を視野に入れた陸域保護区(水源林、薪炭林等)を含むゾーニングの選択肢を探索し、移行地域候補地における持続可能な開発指標を改善するとともに、マラウイMAB国内委員会等と連携して生物圏保存地域登録に向けた関係者間の丁寧な合意形成を進めます。
〇松田裕之・佐藤哲・鹿熊信一郎・林珠乃・丸山敦・〇McPhillip Mwithokona・Bosco Rusuwa・Daud Kassam・Marlene Chikuni・Eston Sambo・Jaqueline Kazembe・Catherine Chunga・Talandila Kasapila・Agness Kamwendo